しみ|福岡市中央区天神の形成外科・美容皮膚科|あきこ天神クリニック
しみ

しみとは肌にできた茶色い色素斑全般を指しますが、以下のような多くの種類が含まれます。
- 老人性(日光性)色素斑
- 脂漏性角化症
- 雀卵斑(そばかす)
- 肝斑
- 後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
しみの種類によって、治療法も変わってきます。
しみと思って受診される患者様の中に、皮膚の悪性腫瘍いわゆる皮膚がんが含まれることもありますので、まず肌をよく観察ししっかりと診断をすることが重要です。
初診時は、お顔全体のメイクを落としていただき、肌画像解析機で撮影を行います。
様々な種類のしみに対応できるよう、多種多様な機器や薬剤を用意しておりますので、しっかりしたカウンセリングのもと、それぞれのシミに対して効果的な治療を行います。
トレチノイン、ハイドロキノン治療
しみ、小じわ、にきび、ニキビ跡に効果的な塗り薬の治療です。
ハイドロキノンはシミの原因であるメラニン色素を合成するチロシナーゼの活性阻害作用とメラニン色素を生成するメラノサイトの働きを弱める作用により、美白効果をもたらします。
トレチノインはビタミンA(レチノール)誘導体で、オールトランスレチノイン酸のことです。近年、ビタミンAの肌への重要性が注目されており、しわの改善、皮膚のエイジング予防を目的に多くのレチノール配合の化粧品が販売されています。トレチノインはレチノールの100倍ほどの活性を有しており強いアンチエイジング効果が期待できますが、赤みや皮むけといった副反応も生じるため、化粧品には配合できず、医師の処方のもとに使用される成分です。
トレチノインには、表皮のターンオーバーの促進、皮脂の過剰分泌の抑制、真皮の繊維芽細胞の活性化によりコラーゲンの産生が促進されることで生じる小じわの改善やハリのアップなどの効果があります。
この二つの薬剤を組み合わせることで、メラニン色素の排出を促進しながら新たなメラニン生成を抑えるため、表皮がメラニン色素の少ない細胞に置き換わり、くすみやシミ、小じわの改善が得られます。肌全体のトーンアップやにきびの改善などの様々なお肌の問題を解決できる治療法です。お肌の状態をみながら二つの薬剤を数週間外用します。
この治療が向いている方
- しみ全般
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)には効果がありませんが、ADMがある方は肝斑を併発していることが多く、まず肝斑を薄くする治療を行う必要があります。肝斑には効果が期待できます。
- お肌全体をトーンアップさせたい方
- 塗り薬による治療をご希望の方
- 機器による治療に不安がある方
- 費用を抑えて治療をしたい方
光治療(IPL:Intense Pulsed Light)
IPLは、単一波長であるレーザーとは異なり、幅広い波長の光を照射することで、しみ・そばかす、くすみ、赤ら顔といった、お肌の色ムラを改善し、また真皮のコラーゲンの産生を促し肌のハリ、毛穴の開きなどを改善する治療です。
この治療が向いている方
- お顔全体の治療をしたい方
- しみ、くすみ、赤み、ニキビなどがある方
- ダウンタイムが少ない治療をご希望の方
- 一回の治療費用を抑えたい方
デメリット
- 回数を重ねるごとに改善するため一ヵ月に一回数回の治療が必要
- 薄いしみには反応しにくい
- 肝斑がある場合は、肝斑への刺激が強いと肝斑が悪化するリスクがある
治療の流れ
- お顔全体のメイクを落として洗顔をしていただきます。
- アイシールドを目に当て、目を保護します。
- お顔にジェルを塗り、光を当てていきます。
照射しているのは10分ぐらいです。
- お顔を冷やします。
ダウンタイム
治療後すぐにメイクができます。
その日から洗顔もできます。シミの部位は薄い痂疲が生じることがあります。1~2週間でぽろぽろと取れていきます。
Qスイッチルビーレーザー治療またはピコレーザーによる治療
メラニンに選択的に吸収される波長のレーザー光を照射し、シミのメラニンを破壊する治療です。
Qスイッチルビーレーザーはメラニンの選択性が非常に高いレーザーで、老人性色素斑や盛り上がりの低い脂漏性角化症に最適です。
ピコレーザーとは、ピコ秒(1ピコ秒=1兆分の1秒)という短い時間でレーザー光を照射することができる機械です。照射時間が短いため、最大出力が大きくなり、色素斑等のメラニンに対して、瞬間的にエネルギーを伝えることができ、熱作用が少ないため、結果的に少ない回数での色調改善が期待されています。またレーザー照射後の副作用(炎症反応や色素沈着)を軽度に抑えることが可能と考えられています。
しみの状態やダウンタイムのご希望を伺って適応を決めていきます。
適応症例
- シミ、そばかす、唇のシミ、皮膚の質感の改善、真皮メラノサイトーシス(ADM)・ニキビ跡の凸凹、皮膚の小ジワの改善
- 初期の脂漏性角化症(イボ)、アートメイクの除去、タトゥーの除去
治療前注意事項
- 日焼けをした状態では熱傷を生じるリスクが高くなるため、照射をすることができません。
- 日焼けをしないようSPF30以上の日焼け止めをしてください。
※日焼けしてしまった場合には、日焼けが落ち着いてからの照射となります。
- 治療部位に日焼け止めや化粧品(クリーム、化粧水含む)が残っていると、レーザーが成分に反応して熱傷を起こす可能があります。
照射前には必ず落としてください。
- サンオイルを使用している場合は、1~2週間前より使用を控えてください。
治療後注意事項
- トーニングやフラクショナルを照射した後、照射部位が腫れや赤みが残ることがありますが、一過性の症状であり1週間程度で軽快します。1週間以上経過しても軽快しない場合は早めにご連絡ください。
- 照射直後は疼痛が強い場合がありますので、アイスパック等でクーリングを行います。
- スポット照射を行った場合、必要に応じてテープ保護+軟膏処置を行います。
- 治療部位は掻いたりしないでください。皮膚を傷つけることで色素沈着になる可能性があります。
- 当日は入浴をせず、シャワー浴のみとしてください。飲酒、サウナ、激しい運動はお避けください。
- 赤み・腫れ・痒みが強い場合は来院してください。
- 治療期間中の日焼けは避けてください。日焼け予防対策を日常的に行ってください。
- 照射後は医師の指示に従い、ホームケアを行ってください。
治療方法と経過
- 必要時表面麻酔を行います。痛みに弱い方は医師に相談してください。
- レーザー光から目を保護する為にゴーグルを着用します。照射中は外さないでください。
- 目を閉じた状態でも眩しく感じることもありますが、眼に影響はありません。
副作用
- 【色素沈着】擦れやすい・日焼けしやすい箇所は色素沈着のリスクが高くなります。
- 【色素脱失】色調が濃い場合は熱損傷や頻回の治療を行うことにより発生します。
- 【瘢痕】元の体質や、出力・短期間の照射間隔にてリスクが増大します。
- 【その他合併症】痂皮形成、水泡形成、紫斑、紅斑、浮腫、掻痒感、炎症等。
治療が受けられない方・注意が必要な方
- 532nm、 1064nmの波長域の光に過敏な方、又は光線過敏症のある方
- ケロイド、瘢痕体質の方・糖尿病などの内分泌疾患に罹患しており、創傷治癒に障害がある方
- 免疫抑制を引き起こす疾患、免疫抑制剤使用中
- 出血性疾患に罹患、抗凝固薬を内服中
- 妊娠中、またその可能性がある
- 発熱している・全身状態が芳しくない
- 光過敏性発作・光線過敏症に関連した疾患に罹患・既往
- 光過敏症を誘発する薬剤・外用薬・サプリメントを使用中
※妊娠・授乳中の方は安全性が確立されていません。医師にご相談ください。
内服
しみや肝斑の治療時に処方する内服薬です。
- シナール
ビタミンCとパントテン酸が配合されています。抗酸化作用、メラニン抑制作用、しみや色素沈着を薄くする作用、毛穴改善効果など多岐にわたる美肌作用があります。
- ユベラ
ビタミンEです。
- トラネキサム酸
もともとは止血や炎症を抑える薬として使用されていましたが、肝斑や色素沈着などの肌の症状を改善する美白効果があるため、しみの治療に用いられるようになりました。
トラネキサム酸はメラノサイトの活性化を促すプラスミンの働きをブロックする効果があります。
トラネキサム酸が内服できない方
- 脳梗塞や心筋梗塞など血栓が生じる恐れのある方
- 血液凝固障害がある方
- 手術後で寝た状態で安静が必要な方や止血処置を受けているから
- ピルを内服されている方